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禁魔法律家で、「箱舟」の一人。 殺した相手の遺品を集めるのが趣味の男。成仏するはずだった霊を集め、模造霊をつくる。究極のコレクションをそろえるため、箱舟に入った。五嶺家焼き討ち事件では、頭取であるゴリョーを殺す役割を担っていたはずだが前々から持っていた彼への異常な愛情に負けて誘拐した。幼い頃から犯罪に手を染めていたが、身分を詐称してMLSの講師をしていたこともある。5年前に同業者軟禁で協会を追放された。 「霊化蟲」という生身の人間を徐々に霊化させる霊性の寄生虫を使い、倉庫に監禁したゴリョーにこの蟲を寄生させた。 蝿王と禁魔法律契約しており、「蝿王の宝箱」など系列の魔法律を無力化する。禁魔法律「底無し沼の蠅王の鎧」(全身が黒いマントに包まれ、物体や煉を片っ端から吸い込む)は、発動時には地獄の瘴気が満ち、全身が黒マントの姿に、四本の触手を伸ばして物体を飲み込む。あらゆる物理攻撃を無効化し、特に人を飲み込む事を好む。第二形態では頭部が仮面で覆われ、再生力が格段に上がる。また、一角蜜鳥などの蠅王の道具を借りることができる。マントを地面に下ろし、地獄に繋がる「冥府の流砂」を発生させる。吸い込んだ物は直接地獄の貯蔵庫に送られる仕組みになっているが、彼の禁魔法律書はこの途中に隠してある。 ムヒョ達との戦いで、ロージーによって禁魔法律書本体を破壊され、「底無し沼の蠅王の鎧」が解除されてしまう。ロージーを道連れにしようとしたが、ムヒョが召喚した冥王によって、最後は「箱舟ばんざ(い)」と断末魔を上げて地獄行きになった。 アイビー・コルトロウ 禁魔法律家で、「箱舟」の一人。ブープの弟子。冷徹な長い髪の女性。19歳。 コルトロウ家の長女で、ミックの姉。弟のミックを「マイケル」と呼ぶ。通称「霊使いのアイビー」。クールな外見とは裏腹に、家族に対する愛情は深く、ミックが死んだ事を知らされた時は、周りの霊が異常発生するほど怒りに震えていた(ゴリョー曰く「クールなのはツラだけ」)。霊使いである母親の影響が強く、霊使いに関する基礎を教わっていた。封印やお守りなどを無効化する「封じ崩しの舞い」で、魔法律協会の封印を解いた。ムヒョよりも魔法律協会自体に怨みがあり、両親が殺されるきっかけとなったコルトロウ協議訪問に参加した五嶺にも怨みがある。霊使いは直接戦闘に関与できないが、地獄の看守タルタロスの力を借りて霊を製造・育成できる。魔法律学校の不良生徒であるジグロを霊を使って殺し、鈴でコントロールした。 母親が魔法律協会で育てていた怨竜ロクシーを呼び出すも、ゴリョーが召喚した使者パケロに敗れ、半霊化し退散した。人間的な感情を思い出し、弟のキッドと戦いから退こうとしたが、師であるブープに「用済み」と止めを刺され、無念のまま死亡した。(その後、ゴリョーは雨に濡れる彼女の遺体に傘を手向けた。) ブープが魂を呪具に込めておいたため、キッドの体を借りてヨイチたちと戦ったが、ブープによって記憶を書き換えられていた。 ミック / マイケル・コルトロウ 禁魔法律家で、「トラック買取 」の一人。ロージーらを始末する為、中継地の新潟のホテルに待ち構えた隻眼の青年。後にコルトロウ家の長男で17歳と分かる。 通称「切り裂きミック」。大きな黒い曲刀を使う。両親が禁魔法律家という呪われた家系に生まれた。殺し屋である父親の影響が強く、初級の禁魔法律を教わっていた。両親の死をきっかけにある姉・アイビー、弟・キッドと共に禁魔法律の里に移り、ブープの協力を得て禁魔法律を学び、箱舟の一員となった。強い相手と戦うことが目的と言っていたが、両親を生き返らせ、家族で暮らすことが目的であった。パンジャを「当て馬」として見下し、梅吉やムヒョらを「クズ」呼ばわりし、あっさり自分の弱点を梅吉達に教えるなど直情型で自信過剰な性格。 執行妨害による刑罰対象変更で、使者・魔石女王に裁かれたかに見えた。しかし、「錬魔鉄」という地獄の金属でできた大きな黒い曲刀が本体であり、刀の柄にある「魔の根」を破壊しない限り、いくらでも再生することができる(腕を刀に変える事も可能)。「殺刃太刀の十一・鋼殺し」や「殺刃太刀の八・腹裂き包丁」といった我流の殺刃太刀の技も持つほか、「冥糸銀の牢名主」というミックの髪を触媒にして牢に変える禁魔法律も使うことができる。 今井を助けるために包茎 を訪れた七面犬と梅吉を窮地に追い込んだが、ロージーが発案した、七面犬の化けた大砲が梅吉(雲竜鼠)を発射し、螺旋階段の遠心力を利用して強化された「竜車輪」による攻撃によって、「魔の根」ごと刀を砕かれた。ブープによって魂が呪具に込められており、キッドの体を借りてヨイチたちと戦った。 キッド・コルトロウ 禁魔法律家で、「箱舟」の一人。アイビーとミックの弟で、コルトロウ家の末っ子。15歳。 初めは、後述のフリオがキッドだと思われていたが、正体が判明した際には驚愕を呼んだ。ブープによって体中にイレズミを入れられている。精神面が弱く、たどたどしい口調でしか喋れない。両親が殺された際にはまだ幼く、両親から脱毛 法律を教えてもらえなかった模様。箱舟になるために禁魔法律の里を訪れてブープを頼るが、姉兄に禁魔法律を教える条件として自らの身を生贄としてブープに捧げた。ブープに様々な呪具を入られる事によって姿形と能力を得る木偶の能力を持つが、発動中は代償として視力や聴力など五感を失うことが多い。木偶の能力で大男の姿、蜥蜴のような姿、コルトロウ三兄弟など形態を変えたが、最後にはブープに体を乗っ取られた。ヨイチの交渉術によってアイビーを殺したのがブープだと知り、逆上してブープの木偶を引きちぎり、自由を取り戻した。しかし魂のほとんどをブープによって削られてしまっており、最後はヨイチたちに看取られて息を引き取った。 ブープ 禁魔法律家で、「箱舟」の一人。杖を持った小柄な老人。アイビーの師匠である霊使い。通称「木偶のブープ」。 特徴的な口調で話し、笑い声は「ヒョホホホ」、語尾に「?かにゃ」を付ける。弟子のアイビーに「霊使いは直接戦えないから金と頭を使え」と教えた。本性は卑劣な人物で、同じ禁魔法律家の同胞を殺す事さえ躊躇せず、その冷酷・残忍さは広く知れ渡っている。実際に瀕死のアイビーを殺し、キッドにアイビーが魔法律家によって殺されたと騙したり、倒されたキッドとアイビーの魂を木偶に込めておいたり、粗大ゴミ の記憶を改ざんしたりと非道なことを行った。様々な呪具を幅広く使いこなし、死んだミックとアイビーの魂を呪具に封じ込めて木偶であるキッドを三体に分裂させたり、別の呪具を追加で埋め込んで強化する奥義「多重木偶化」を行ったり、生きた人間に呪具を埋め込み木偶化させたりすることも可能である。本体である老体にはわずかな魂しか残っておらず、残りの魂は呪具に移してキッドの体に埋め込んでいた。キッドの体をのっとり、相手を木偶化させるという強大な力を得たが、ヨイチの交渉術によってアイビーを殺したのが自分だということがキッドに知られ、逆上したキッドに木偶を引き抜かれ、木偶の首を引きちぎられ絶命した。 フリオ / レオーニ・フリオニール 禁魔法律家で、箱舟の一人。棒つき飴を銜えて監視カメラ を掛けた小柄な青年。 変人禁魔法律研究家として有名な人物。本人曰く、殺人は嫌いらしい。甘党(飴等といったものが好き)。研究家としての性か、リリーとマリルに会えたことを光栄に思ったり、無間地獄との契約を見て感動するといった一面も。当初から箱舟メンバーと馴れ合う気は全くないらしく、ティキの応援に駆け付けた時も「無様だね」と一瞥した。ティキによって無理矢理呪術師アカマジョと契約され、催眠術によって昔からの甘いものに対する禁断症状を禁魔発動のスイッチにされてしまった。豹変後は(契約を結んでいるアカマジョの影響で)かなり怠惰で欝な性格になり、動いたら切り殺される「宿斬蜥蜴の呪い」等の呪術を両腕から発する事ができる模様。魔王が召喚されたのを見て戦意喪失し、そのまま捕縛された。 すべてのセミナー が終わった後、いつの間にかいなくなっていた。 イサビ 若い男の姿で、角が二本生えている禁魔法律家。実は箱舟の一人(しかしフリオ曰く「やる気がない」)。 山奥の庵で山の精を従えて住んでいる。ティキのかつての盟友(本人曰く、2人で富士山を噴火させたり、京都に10万体の悪霊を放ったり、十字軍を霊界に送ったり等、様々な悪行を犯したらしい)だが、現在ではティキとはソリが合わなくなっている模様。本気を出せばその力は六王にも匹敵し、明らかに致命傷と思われる傷も瞬く間に塞がるほどの回復力も持つ。また、巨大化や無垢フローリング 能力なども持っている模様。一度相手を認めると妙に気前が良くなり、ティキを倒す為に必要な「通行証」の在り処をペイジ達に教えた。 すべての戦いが終わった後、いつの間にかいなくなっていた。 身長:175cm - 5m位。好きな物:生娘と酒、釣り、山の怪いじめ。特技:酒造り、雲数え、葉っぱ数え。苦手な物:甘い酒と記憶。 進化霊の集団 ベクトールの霊根の力によって吸収された煉により進化した霊の集団。通常の霊よりも霊力が高く、通常ではありえない高い知性も併せ持つ。魔法律協会北支部を占領して拠点とし、魔法律家を排除、霊たちだけの世界を作ろうと企む。 ベクトール 生まれた時になぜか半霊の状態であり、呪われた子として母と共に村を追われる。そして母親に「あらゆることを我慢して生きろ」と言いつけられて山に捨てられた。我慢を続ける生活の中で「友達」に安らぎを求めたが、無意識の内にそれを食らってしまい自身が呪われている事を痛感する。ついには動く事すらやめてしまったが、それをきっかけに「霊根」を得る。その後、長きにわたり進化を遂げて現世に現れる。身体から生える「霊根」と呼ばれるものは人の魂や煉を吸い取ることができ、そのために魔法律家達が煉失調で寝込んでしまった。他の霊達と集団を作り、第13魔監獄と魔法律協会北支部を占拠した。 霊根による影響で少年の人型になることも出来る。その状態で身体の一部を消し去り、それを広範囲に無尽蔵に出現させて相手を不意打ちする。北支部の魔法律家たちはすべてこの能力で一網打尽にされた。ムヒョに「クソ毛玉(ベクトール)一匹にかかれば協会討伐軍など30分で全滅する」と言わせるほど。実際並の魔法律では殺すことは難しい。また小さな蛇のような霊を広範囲に偵察用として配置している。 半霊を産ませるがために、ナナを始め霊媒体質の女性を30人ほども連れ去った。 九苦狸に付いて破壊行為を楽しんでいた。機賊王によって九苦狸諸共消滅させられたと見えたが、粉々になっても生き延びていた。現在はセゼミと共に放浪生活を送っている。ロージーやムヒョたちに母親の温もりを求めていた。